【制作日記・連載中】個人+無料ツールで、アニメ全18話(127分)を作った
- 1.全18話・合計127分21秒が完成。9月7日(月)から、月・水・金の19時に1話ずつ公開します。
- 2.フル作画は個人では不可能(3時間=約26万フレーム)。「立ち絵+背景+演出」のVOICEVOX劇場形式で完走しました。
- 3.音声合成(VOICEVOX)と編集(ffmpeg)は全自動化できた一方、画像生成だけは手元のPCでは動かず、外部の無料枠に頼りました。
AIを使って何がどこまでできるのか。記事で説明するより、実際に作ったものを見てもらうのが早いと思い、アニメを1本まるごと作りました。 このページは制作の記録です。進捗が出るたびに追記していきます。
作ったもの

『聞き書き ――沈んだ村の六本のテープ』。フェイクドキュメンタリー × 民俗ホラーです。 ダム湖に沈んだ集落で、四十年前に録音された六本のテープが見つかる。語り手は六人。だが村の記録に残る証言者は、五人しかいない——という筋立てです。
全18話 / 合計127分21秒 / 全話が公開準備まで完了。公開はこれから(9月7日・月曜19時のEP01が最初)。以降は月・水・金の19時に1話ずつ。
フル作画は最初から捨てた
3時間のアニメをフル作画すると、単純計算で約26万フレームになります。個人+無料ツールでは、どう考えても完走できません。 そこで、日本のYouTubeで実際に数字が出ている「マンガ動画/VOICEVOX劇場」形式——立ち絵+背景+演出——に振り切りました。逃げというより、この制約の下で唯一終わらせられる形がこれだった、というのが正直なところです。
自動化できたところ
- 音声:VOICEVOXで全セリフを合成。CPU(i5-1135G7)でも実用的な速度で、1話ぶんが数分で終わります。
- 編集:ffmpegで全自動。台本を直すと動画が作り直される作りにしてあります。
- 字幕・チャプター・サムネ:台本から機械的に生成。手作業に戻さないことを優先しました。
「台本を直せば動画ができ直る」状態まで持っていけたことが、18話まで走り切れた一番の理由です。手作業の工程が1つでも残ると、その工程が律速になって止まります。
自動化できなかったところ
画像生成です。この制作機はGPUが内蔵Intelのため、画像生成をローカルで回すことができませんでした。結果として、背景や立ち絵は外部サービスの無料枠に頼っています。 ここだけは「無料だが不安定」な部分が残っていて、1日に使える量に上限があります。制作の速度を決めているのは、実質この1点です。
音声と編集の自動化は、今のPCでもほぼ確実に動きます。逆に画像生成は、GPUが無いと自前で回せません。作り始める前に、自分の環境で「画像をどう調達するか」だけ先に決めておくと、後で詰まりません。
ここまでの記録
- 8月24日:第2章(EP04〜06)の完成
- 8月25〜26日:EP07・EP08 完成
- 9月4日:EP09〜EP14 完成(第3章の締め、第4章、第5章の入り口まで)
- 9月5日:EP15〜EP18 完成。全18話・127分21秒でSeason 1が完結
- 9月5日:公開パッケージを整備し、本編を凍結
次にやること
9月7日(月)19時のEP01公開から、実際に人に見てもらう段階に入ります。ここから先は「作れるか」ではなく「見られるか」の話になるので、再生数やクリック率といった実データが出しだい、この記事に追記していきます。 うまくいかなかったことも、そのまま書きます。
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