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Notion AIの使い方:議事録とタスク整理を10分で自動化する

#NotionAI#議事録#タスク管理#業務効率化
AIのトリセツツール・サービス
この記事の要点
  • 1.Notion AIの「AIに依頼する」機能に議事録テンプレートプロンプトを貼るだけで、箇条書きメモが構造化された議事録に変わる
  • 2.タスク抽出プロンプトを使えば、会議メモから「誰が・何を・いつまでに」の一覧を自動生成できる
  • 3.よくある失敗は「メモが短すぎる/曖昧すぎる」こと。AI に渡す前に最低でも5行以上の生メモを用意するのがコツ

この記事を読み終えると、あなたはNotionの画面に会議中に書いたバラバラなメモを貼りつけ、AIに1回指示するだけで「日時・参加者・決定事項・ネクストアクション」が整理された議事録を出力できるようになります。さらに、そのままタスクをデータベースに転記するところまで、合計3つのステップで完結させる方法を具体的に説明します。「AIは興味あるけど、どう使えばいいかわからない」という方が、今日の会議から実際に試せるレベルの内容になっています。

Notion AIは、Notionのページ内でAIに文章の生成・変換・要約を頼める機能です。ChatGPTのように別タブで開く必要はなく、メモを書いたその場でスペースキーを押すか、テキストを選択して「AIに依頼する」を選ぶだけで起動します。月額料金はNotion本体のプランに追加する形で発生しますが、無料プランでも一定回数は試せます(回数制限はプランや時期により異なるため、公式サイトで確認してください)。

そもそもNotion AIで何が変わるのか

会議後の議事録作業で最も時間がかかるのは「生メモの整形」です。走り書きした箇条書きを見直し、決定事項と未決事項を分け、タスクに担当者と期限を紐付け、全員に共有する——この一連の作業は慣れた人でも30分以上かかることがあります。Notion AIを使うと、この整形作業をAIが代わりにやってくれます。あなたがやることは「会議中にメモを書く」「終わったらプロンプトを貼って実行する」の2つだけです。AIの出力を確認して微修正する時間を含めても、目安として10〜15分で共有できる状態になります。理由は単純で、AIは数百字のメモを一瞬で読み、決まったフォーマットに当てはめる処理が非常に得意だからです。人間が「えっと、これはどのカテゴリだっけ」と考えながらやる作業を、AIは迷いなく実行します。

事前準備:Notion AIを使えるようにする最速3ステップ

  • ステップ1:Notionにログインし、左サイドバー下部の「設定とメンバー」→「プラン」からNotion AIが有効か確認する。未契約なら「Notion AIを追加」ボタンから手続きする。
  • ステップ2:新しいページを作成し、タイトルに「2025-07-01 週次定例」など日付と会議名を入力する。ページがあれば後でデータベースに移動できる。
  • ステップ3:ページ本文のどこかで「スペースキー」を押す。メニューが開き「AIに依頼する」が出れば準備完了。出ない場合はページをリロードするか、ブラウザをChrome/Edgeの最新版に更新する。
ここがポイント

Notion AIはページ内に日本語テキストがあれば日本語で返答します。プロンプトを英語で書く必要はありません。最初から日本語で指示してください。

ステップ1:会議中はこのフォーマットでメモを書く

AIに渡す「生メモ」の質が、出力の質を直接決めます。メモが「なんか売上の話した」「Aさんが来月までになんか確認する」のような曖昧な走り書きだと、AIも曖昧な議事録しか作れません。逆に、以下の4つの要素が含まれていれば、整形はほぼAIに任せられます。①発言の主語(誰が言ったか)②内容のキーワード(数字・固有名詞・行動動詞)③決まったこと④決まっていないこと。会議中は完璧な文章を書こうとしなくていいです。「田中:来月の予算200万で進める→確定」「鈴木:顧客Aへの提案書、7/15まで→要確認」のような断片で十分です。後でAIが繋いでくれます。メモが最低でも5〜10行ある状態にするのが、精度を上げるための最低ラインです。

ステップ2:議事録を自動生成するプロンプトの使い方

会議が終わったら、Notionページの生メモの下に新しい行を作り、スペースキーでAIメニューを開きます。「AIに依頼する」を選び、テキスト入力欄に以下のプロンプトをそのままコピペしてください。「このページの上にあるメモ」という指示でNotionは同一ページのテキストを文脈として読み込みます。別ページのメモを使いたい場合は、テキストをコピーしてプロンプトの末尾に直接貼り付ける方法が確実です。

議事録生成プロンプト(コピペして使う)
以下のメモをもとに、議事録を以下のフォーマットで作成してください。

# 議事録

## 基本情報
- 日時:
- 参加者:
- 作成者:

## 議題と議論の要点
(議題ごとに3〜5行で要約する)

## 決定事項
(箇条書きで、決まったことだけを書く)

## 未決事項・要確認
(次回以降に持ち越したこと、確認が必要なこと)

## ネクストアクション
| タスク | 担当者 | 期限 |
|--------|--------|------|

---
【以下がメモです】
(ここに生メモを貼り付ける)

実際のやり取りの例を見てみましょう。以下は「マーケティングチームの週次定例」という設定での入力と出力の流れです。

実際のやり取り例:入力メモ(こう貼り付ける)
【以下がメモです】
参加:田中(PM)、鈴木(マーケ)、山本(デザイン)
7/1(月)10:00〜10:45

- SNS広告の先月実績を田中が共有。CTRが想定の半分。原因は画像のクオリティと仮説。
- 鈴木:Instagramのクリエイティブを差し替えたい。山本に依頼したい。
- 山本:今週は新規案件があるので来週以降なら対応可能。
- 7/10までに新クリエイティブ3案を山本が作成→田中が確認→鈴木が入稿する流れで合意。
- 来月の予算は現状維持(50万円)。追加申請は不要。
- Q:競合他社のSNS動向の調査は誰がやるか→未定。次回までに鈴木が候補を出す。
# 議事録 ## 基本情報 - 日時:2025年7月1日(月)10:00〜10:45 - 参加者:田中(PM)、鈴木(マーケ)、山本(デザイン) - 作成者:(記入してください) ## 議題と議論の要点 先月のSNS広告実績を田中が共有。CTRが想定比で約半分にとどまっており、画像クオリティが主因と仮説された。改善策として鈴木よりInstagramクリエイティブの差し替えが提案され、山本に制作依頼することで合意。山本は今週の既存案件を優先し、来週以降の対応を確約した。 ## 決定事項 - Instagramクリエイティブを新規3案に差し替える - 7月の広告予算は現状維持(50万円)、追加申請なし - クリエイティブ対応フロー:山本作成→田中確認→鈴木入稿 ## 未決事項・要確認 - 競合他社SNS動向の調査担当者が未定。次回会議までに鈴木が候補を提示する。 ## ネクストアクション | タスク | 担当者 | 期限 | |--------|--------|------| | 新クリエイティブ3案の作成 | 山本 | 7/10 | | クリエイティブの確認 | 田中 | 7/10以降 | | 広告入稿 | 鈴木 | 7/10以降 | | 競合SNS調査の担当候補を提示 | 鈴木 | 次回会議まで |— Notion AIの出力例(実際の出力は表現が多少異なる場合があります)

上の出力例のように、生メモに「CTRが想定の半分」という数字があれば、AIはそれをそのまま「約半分にとどまった」と要点に盛り込みます。AIは情報を捨てるのではなく、構造化して整理します。つまり、メモに書いてあることは議事録にも反映されます。逆に、メモに書いていないことはAIも書けません。会議中のメモが議事録の品質を決める、という原則はAIを使っても変わりません。

ステップ3:タスクをデータベースに自動転記する

議事録が完成したら、次はネクストアクションの表をNotionのデータベースに転記します。手動でコピーしてもいいですが、Notionには「テーブルビュー」のインラインデータベースをページ内に埋め込む機能があります。議事録ページの末尾に「/table」と入力してインラインデータベースを作り、「タスク名」「担当者」「期限」「ステータス」の4つのプロパティを設定してください。その後、AIが出力したネクストアクションの表を見ながら、各行をコピーしてデータベースに入力します。「さらに自動化したい」という場合は、Notionのデータベースページに議事録ページとリレーション(関連付け)を設定すると、どの会議で決まったタスクかを後から追跡できます。タスクのステータスを「未着手・進行中・完了」の3段階で管理するだけで、進捗の抜け漏れが大幅に減ります。

タスク抽出だけを依頼するプロンプト(コピペして使う)
以下の議事録から「誰が・何を・いつまでにやるか」をすべて抽出し、以下の形式で出力してください。

| タスク名 | 担当者 | 期限 | 優先度(高・中・低) |
|----------|--------|------|---------------------|

期限が明記されていないものは「要確認」と記載してください。
優先度は文脈から判断し、判断できない場合は「中」にしてください。

【議事録をここに貼り付ける】
ここがポイント

「期限が書いていない場合は要確認と書いてください」のように、AIへの例外指示を事前に書いておくと、空欄が出ずに使いやすい出力になります。「判断できないときはどうするか」を指定するのがプロンプトの質を上げる最大のコツです。

議事録テンプレートをNotionに保存して毎回使い回す方法

毎回プロンプトを打ち込むのは手間です。Notionには「テンプレート」機能があり、ページの構成をあらかじめ保存しておけます。設定方法は3ステップです。まず、議事録フォーマットを1ページ作り、上で紹介したプロンプトをページ内のテキストブロックとして保存します。次に、そのページを「テンプレートに変換」します(ページメニューの「…」→「テンプレートとして保存」)。以後は、新しい会議があるたびにテンプレートから複製するだけで、フォーマットとプロンプトが最初から用意された状態でスタートできます。チームで使う場合は、共有ワークスペース内のテンプレートギャラリーに追加すると、メンバー全員が同じフォーマットで議事録を作れるようになります。議事録のフォーマットが統一されると、後から検索するときも「決定事項」というキーワードで全会議を横断検索できるようになります。

応用:週次レポートの自動生成に使う

議事録の自動生成に慣れてきたら、週次レポートにも応用できます。やり方はシンプルです。1週間分の議事録ページを1つのNotionページに集め、それをまとめてAIに渡し「この1週間の決定事項と進行中タスクを100字で要約してください」と依頼するだけです。週報を上司や別チームに共有する際の「先週の主な動き」欄をAIに任せられます。注意点として、複数ページの内容をAIに渡す場合は、テキストをコピーして1つのブロックにまとめてからプロンプトに貼る方法が確実です。Notion AIはページをまたいだ複数ファイルの一括読み込みには制限がある場合があるため、現時点では手動でテキストを集約する方法を推奨します(機能は継続的にアップデートされているため、最新の仕様は公式ドキュメントで確認してください)。

よくある失敗と直し方

Notion AIを使い始めた人が最初につまずくパターンは、大きく3つあります。原因と対処法をセットで整理します。

  • 失敗①:出力が短すぎて使えない。→原因:入力したメモが3行程度と少なすぎる。AIは入力以上の情報を生み出しません。対処法:メモを最低5〜8行に増やす。発言者名・数字・固有名詞を入れるだけで出力の密度が上がります。
  • 失敗②:「ネクストアクション」の担当者が空欄になる。→原因:メモに「〇〇さんがやる」という主語が書かれていない。AIは主語のない文章から担当者を推測することは得意ではありません。対処法:メモを書く段階で「田中:〜する」のように発言者を先頭に書く習慣をつける。
  • 失敗③:フォーマットが崩れてテーブルが正しく表示されない。→原因:Notionのマークダウンの表(パイプ記号)がうまく変換されない場合があります。対処法:AIの出力をいったんコピーし、Notionの「/table」コマンドで作ったインラインデータベースに手動で貼り直す。または出力フォーマットを「テーブルではなく箇条書きで」とプロンプトに追記する。
  • 失敗④:AIが途中で出力を止めてしまう。→原因:入力テキストが非常に長い場合(目安として2000字超)、AIが処理を途中で切ることがあります。対処法:メモを会議の議題ごとに分割し、2〜3回に分けてAIに渡す。「続きを書いてください」と追加指示することで再開できる場合もあります。
ここがポイント

AIへの指示(プロンプト)は「何を出してほしいか」だけでなく「出力できない場合はどう書くか」まで書くと、使えない出力が激減します。例:「期限が不明な場合は『要確認』と書く」「担当者不明の場合は空欄ではなく『未定』と記入する」。

Notion AI以外の選択肢と使い分け

議事録自動化のツールはNotion AIだけではありません。たとえばChatGPTやClaudeのチャット画面にメモを貼り付けて同じプロンプトを使う方法でも、ほぼ同等の出力が得られます。違いは「どこで作業するか」です。ChatGPT・Claudeはブラウザの別タブで起動し、出力をコピーしてNotionに貼り直す手間が発生します。Notion AIはページを離れずにその場で完結するため、ワークフローの中断が少なくなります。一方、長文処理や複雑な指示への対応力はツールによって異なります。無料で試したい段階ではChatGPTやClaudeの無料プランで同じプロンプトを試し、Notionでの議事録管理に慣れてからNotion AIに移行するのが費用対効果の高い進め方です。また、音声録音から文字起こしを行うツール(OtterやNottaなど)とNotion AIを組み合わせると、さらに自動化の精度が上がります(それらのツールの詳細は別記事で解説予定です)。

今日から使える最小セット:3分で試す方法

「まず動かしてみる」ことが最優先です。完璧なセットアップを待たずに、今日の次の会議で以下の最小手順を試してください。メモが5行あれば十分です。この3分チャレンジを1回やるだけで、Notion AIが実際に使えるかどうかの判断ができます。試さないままでは永遠に「理解しただけ」で終わります。

  • ①会議中、発言者名を先頭に書きながら箇条書きでメモを取る(最低5行)
  • ②会議後、NotionページでスペースキーからAIを起動し、上の「議事録生成プロンプト」をコピペしてメモを末尾に追加する
  • ③「実行」ボタンを押して出力を待つ(数十秒で完了する)
  • ④出力を読んで、事実と違う箇所だけ手で直す
  • ⑤ページのURLをチームに共有して完了

よくある質問

Q1:Notion AIは無料で使えますか? Notion AIは、Notionのプランとは別に追加料金が発生します(料金はプランや時期により変わるため、Notion公式サイトで確認してください)。ただし、新規登録後や特定のプランでは一定回数の無料試用ができます。まず無料試用の範囲で試し、使い続けるかを判断するのがおすすめです。ChatGPTやClaudeの無料プランで同じプロンプトを使う方法も有効です。 Q2:AIが作った議事録の内容が間違っていたらどうする? AIは入力されたメモの内容を元に出力を組み立てます。事実誤認は主に「メモが曖昧」「発言者が不明」「数字が抜けている」の3パターンで起きます。出力を必ず自分で確認し、事実と異なる箇所を直す工程を省かないことが原則です。AIの出力は「完成品」ではなく「高精度の下書き」として使うのが正しい運用方法です。 Q3:チームの全員がNotionを使っていない場合はどうする? Notion AIで作成した議事録ページは、ゲストリンクで共有できます(閲覧のみの共有ならNotion未登録者でも見られます)。また、ページをMarkdown形式やPDFでエクスポートして添付ファイルとして送ることも可能です。チーム全員がNotionを使い始める必要はなく、議事録担当者1人がNotionとNotion AIを使うだけでも効果は出ます。

ここがポイント

Notion AIで一番大事なのは「プロンプトの品質」より「メモの品質」です。AIは入力の整理をするのが得意ですが、情報を生み出すことはできません。会議中のメモに「誰が・何を・いつまでに」が含まれていれば、あとはAIが整えてくれます。

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