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How-to

プロンプトの5つの型。コピペで使える指示の作り方

#プロンプト#ChatGPT#使い方#初心者向け
AIのトリセツ使い方・ハウツー
3行まとめ
  • 1.AIの答えが微妙なのは、AIの賢さではなく「注文のあいまいさ」が原因のことが多い
  • 2.役割・出力の形・手本・段取り・条件の5つの型を当てはめると、狙った答えが出やすい
  • 3.型はメモ帳に保存して、必要な部分だけ書き換えて貼るのが時短のコツ

ChatGPTやClaudeに同じ質問をしても、頼み方しだいで返ってくる答えの質はまるで変わります。この記事では、どんな場面でも使える「プロンプト(AIへの指示)の5つの型」を、コピペできる実例つきで紹介します。読み終えるころには、思いつきで質問していた状態から、狙った答えを引き出せる状態に変わります。

プロンプトとは、AIに出す注文書のようなものです。料理店で「なんかおいしいもの」と頼むのと、「2人分・辛さ控えめ・30分以内で・予算2000円」と頼むのとでは、出てくる料理が違います。AIもまったく同じで、注文が具体的なほど、欲しいものに近づきます。

頼み方を変えるだけで、ここまで変わる

たとえば「新商品の紹介文を書いて」とだけ頼むと、誰に向けたものか分からない、ありふれた文章が返ってきがちです。ところが「カフェの新作プリンを、20〜30代の女性向けに、Instagramの投稿用として、絵文字なし・120字以内で、親しみやすい口調で書いて」と頼むと、そのまま使える文章が返ってきます。違いはAIの賢さではなく、注文の具体度です。これから紹介する5つの型は、その具体度を簡単に上げるための型紙です。

まず覚えること

AIの答えが微妙なときは、AIが悪いのではなく、注文があいまいなことがほとんどです。型を当てはめて注文を具体化すれば、同じAIでも結果は変わります。

型①:役割を与える

最初に「あなたは〇〇です」と立場を与えると、AIはその専門家になりきって答えてくれます。同じ質問でも、税理士として答えるのと、小学校の先生として答えるのとでは、言葉づかいも中身も変わります。誰の視点で答えてほしいかを、最初の一行で決めるのがコツです。

コピペできる指示例
あなたは中小企業の経理を10年担当してきた税理士です。
簿記を知らない個人事業主にもわかる言葉で、
青色申告の準備として、今月やるべきことを順番に教えてください。

型②:出力の形を指定する

「箇条書きで」「表にして」「3つに絞って」「200字以内で」と、答えの形を先に指定します。形を決めないと、AIは長い文章でだらだらと返しがちです。あとで自分がどう使うか(SNSに貼る、資料に入れる、メールに使う)を思い浮かべ、その形を指定すると、手直しの手間が一気に減ります。

コピペできる指示例
次のテーマを、表で整理してください。
列は「項目・メリット・注意点」の3つ。行は5つまで。
テーマ:個人がはじめてNISAを始めるときの、口座の選び方

型③:手本を見せる

「こう来たら、こう返す」という例を1〜2個見せてから本番を頼むと、AIはその形をまねして答えます。文体や言い回しを揃えたいときに特に効果的です。例を見せるこのやり方は、専門的には『few-shot(フューショット)』=いくつかの見本を渡す方法、と呼ばれます。

コピペできる指示例
次の調子で、商品の短い感想を書いてください。

例)
入力:保温タンブラー
出力:朝入れたコーヒーが昼まであったかい。買ってよかった。

本番)
入力:折りたたみ傘

型④:段取りを踏ませる

難しい相談や比較では、「いきなり結論を出さず、順番に考えてから答えて」と頼むと、的外れな答えが減ります。AIは急がせると早とちりすることがあるからです。手順を指定してから最後にまとめてもらうと、考えの過程も見えて、自分で確認しやすくなります。

コピペできる指示例
次の相談に、いきなり答えを出さず、順番に考えてから最後に結論を書いてください。
手順:①前提を整理 ②候補を3つ挙げる ③それぞれの長所と短所 ④おすすめを1つ
相談:予算3万円で、はじめての動画編集用パソコンを選びたい。

型⑤:条件と制約を足す

「誰向けか」「何を入れるか」「何を入れないか」を足すほど、答えは狙いに近づきます。特に「〇〇は使わないで」という禁止の指定はよく効きます。専門用語を避けたい、大げさな表現を入れたくない、といったときに役立ちます。条件は思いつくままに足してかまいません。

コピペできる指示例
小学生の保護者向けに、夏休みの自由研究のアイデアを5つ提案してください。
条件:火や刃物を使わない/1日で終わる/家にあるもので作れる
禁止:専門用語、むずかしい漢字

5つを組み合わせると、もっと効く

型は単体でも効きますが、組み合わせるとさらに強力です。「役割+形+条件+禁止」を一度に指定すると、プロが書いたようなアウトプットに近づきます。下は4つの型を1つにまとめた例です。実際に貼って、メニュー名だけ自分のものに変えて試してみてください。

全部入りの例
あなたは飲食店専門のSNS運用担当です。(役割)
新作メニューの告知文を、Instagram用に3案つくってください。(形)
各案120字以内、絵文字は1〜2個まで。(条件)
専門用語と大げさな表現は使わないでください。(禁止)
メニュー:夏限定の塩レモンパスタ(税込1280円)

よくある失敗と直し方

うまくいかないときは、たいてい原因が決まっています。次のパターンと直し方を覚えておくと、その場ですぐ立て直せます。

  • 答えがありきたり → 「誰向けか」と「使う場面」を足す(例:30代の主婦向け、LINEで送る用)
  • 長すぎる → 「100字以内」「3点だけ」と上限を決める
  • 言葉がかたい → 「中学生でもわかる言葉で」「専門用語を使わずに」と添える
  • 的外れ → 一度で完成させようとせず、返ってきた答えに「ここをこう直して」と続けて頼む
覚えておきたいこと

プロンプトは一発勝負ではありません。返ってきた答えを見て、足りない条件を足して言い直す——この往復こそが、AIをうまく使う本当のコツです。

よくある質問

Q. 毎回こんなに長く書かないといけないの?

A. いいえ。よく使う型はスマホやパソコンのメモ帳に保存しておき、必要なところだけ書き換えて貼るのがおすすめです。慣れると数秒で作れます。

Q. ChatGPT・Claude・Geminiで書き方は変えるべき?

A. 基本の5つの型はどれでも共通です。細かい得意分野やクセはツールにより異なりますが、まずは同じ型で使い始めて問題ありません。

Q. 長い文章を渡すときの注意は?

A. 「以下の文章について答えてください」と一言置いてから本文を貼ると、指示と本文の区別がついて精度が上がります。

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