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活用例··飯塚 裕也

AIに毎日2本書かせて4か月半。211本でどこまで行ったか、数字を全部出します

#AI記事生成#SEO#実測データ#Bing#コンテンツ運用
AIのトリセツ活用例
この記事の要点
  • 1.2026年6月から毎朝2本、AIで記事を自動生成し続けて211本になった
  • 2.検索からのクリックは3か月で230件。1本の記事が全体の53%を稼いでいる
  • 3.勝てたのは「エラーで困っている人」の検索語。負けたのは「AIコンサル」など商用の検索語で、調べた16語すべて圏外だった
  • 4.順位は5位が壁。4〜5位ならクリック率10〜21%、7〜8位だとほぼ0%になる
  • 5.内部リンクを増やしても順位は動かなかった。効いたのはエラーメッセージの文面をそのまま載せることだった

このブログは、記事をAIが書いています。2026年6月から毎朝2本ずつ、自動で生成して公開する仕組みを動かしていて、2026年10月21日時点で211本になりました。

「AIで記事を量産したらどうなるのか」という話はよく見かけますが、実際の数字まで出しているものはあまりありません。この記事では、うちの管理画面に出ている数字をそのまま公開します。うまくいったことも、効かなかった施策も、不合格になった審査の話も含めてです。

この記事の数字について

以下の数値はすべて Bing Webmaster Tools と Vercel Analytics の実測値です。計測日を併記しています。推計した箇所には「約」と書いています。

やっていること:毎朝2本、全自動で公開

仕組みは単純です。記事のネタを並べたキューを用意しておき、毎朝7時に先頭から1本ずつ取り出してAIに書かせ、そのまま公開まで進めます。1日2本なので、キューに40件入れておけば20日は人の手が要りません。

  • ネタのキュー(JSONファイル)に、書いてほしい内容を1行で入れておく
  • 毎朝7時に自動実行。キューの先頭から2本を生成して公開する
  • 公開後、検索エンジンへ即時通知(IndexNow)を送る
  • 人がやるのは、キューに何を入れるかを決めることだけ

ネタの決め方だけは機械任せにしていません。実際に検索されている言葉を調べて、まだ書いていないものを選んでいます。ここを適当にすると、誰も検索していない記事が積み上がるだけになります。

3か月の結果:クリック230件、表示4,400回

2026年7月6日から10月5日までの3か月で、検索からの流入はこうなりました(Bing Webmaster Tools・2026年10月7日計測)。

  • クリック数:230
  • 検索結果に表示された回数:4,400回
  • クリック率:5.19%

正直に言うと、211本書いて月100クリック前後です。コンテンツで集客している会社から見れば小さい数字です。ただ、書いているのが人ではないので、かかっているのは生成の費用とネタを選ぶ時間だけです。そこをどう見るかだと思っています。

閲覧数のほうは、10月に入って伸びました(Vercel Analytics・2026年10月21日計測)。

  • 10月5日〜12日:訪問111人 / 閲覧125ページ
  • 10月14日〜21日:訪問148人 / 閲覧278ページ
  • 1人あたりの閲覧ページ数が 1.13 → 1.88 に増えた

訪問者数はほぼ横ばいなのに、閲覧ページ数が2倍以上になっています。記事が増えて、1本読んだ人が別の記事も読むようになったということです。記事数が効くのは、順位より先に回遊のほうでした。

1本の記事が、全体の半分を稼いでいる

211本のうち、クリックの53%を1本の記事が稼いでいます。「Geminiが途中で止まる・答えてくれない」という記事です。

  • 表示1,100回 / クリック110件 / 平均4.88位(2026年10月7日計測)
  • 次点は「AIが急に使えない」で 表示301回 / クリック16件 / 平均4.73位
  • 3番目は「ChatGPT画像生成のトラブル」で 表示298回 / クリック17件

残り200本以上で、合わせて90クリックほどです。量を出した意味がなかったとは思いません。当たりがどこにあるかは出してみないと分からないからです。ただ、当たった1本が見つかったあとは、その周辺を厚くするほうが効率がいい、というのが実感です。

勝てた検索語と、まったく歯が立たなかった検索語

ここがいちばんはっきり分かれました。2026年10月7日に、日本語のBingで1語ずつ実際に検索して順位を数えた結果です。

勝てた:困っている人が打つ言葉

  • 「gemini 答えてくれない」1位
  • 「chatgpt 落ちる iphone」2位
  • 「ai 急に使えない」3位
  • 「chatgpt 課金 反映されない」3位
  • 「gemini 応答しない」6位
  • 「conversation not found」7位

負けた:仕事を探している言葉

  • 「ai コンサル」圏外
  • 「ai 集客 代行」圏外
  • 「ai 導入 費用」圏外
  • 「中小企業 ai 活用」圏外
  • 「chatgpt 社内利用 ルール」圏外
  • 「ホームページ 集客できない」圏外

調べた商用の検索語16語は、すべて1ページ目に入っていませんでした。上位を見ると、どれも解説記事が並んでいます。サービスのページではありません。つまり「ai集客 自動化」と打つ人は、業者を探しているのではなく、やり方を知りたいのです。ここにサービス紹介のページをぶつけても、検索の意図が合わないので永久に上がりません。

分かったこと

新しいサイトが勝てるのは、具体的に困っている人が打つ言葉です。「AIコンサル」のような大きな言葉は、すでに強いサイトが占めていて入り込めません。同じ労力をかけるなら、困りごとの言葉を細かく拾ったほうが早いです。

5位の壁:順位でクリック率が10倍変わる

ページごとのクリック率を並べたときに、はっきりした境目が出ました。

  • 4〜5位の記事:クリック率 10〜21%
  • 7〜8位の記事:クリック率 0〜2.6%

7〜8位で止まっている記事が4本あり、合計334回表示されているのにクリックは4件でした。タイトルを検索語と見比べましたが、どれも一致しています。つまりタイトルの問題ではなく、順位の問題です。

ここから言えるのは、7位の記事のタイトルをいじるより、5位以内に上げるほうが先だということです。表示が出ているのにクリックがない記事は、文章が悪いのではなく、単に見られていません。

効かなかった施策:内部リンクを増やしても順位は動かなかった

失敗した話も書いておきます。5位の壁の手前で止まっている4本を押し上げようとして、いちばん強い記事2本から、その4本へのリンクを増やしました。強いページからリンクを送れば順位が上がる、という定石のつもりでした。

10日後に測り直した結果です。

  • ChatGPTログイン:8.17位 → 8.18位
  • ファイルアップロード:7.24位 → 7.21位
  • 会話履歴が消えた:8.20位 → 8.17位
  • ChatGPTが重い:7.77位 → 7.77位

ほぼ動いていません。表示回数は少し増えましたが、順位は横ばいでした。Bing Webmaster Tools 側も「他サイトからのリンクが不足している」と警告を出していて、サイト内でリンクを回しても、そこは埋まらないということだと受け止めています。

偶然見つかった勝ち筋:エラーメッセージの文面そのもの

一方で、狙っていなかったところが伸びました。ChatGPTの画像生成に関する記事が、表示38回から298回へ、1か月で7.8倍になっていたのです。

何で流入しているかを調べたら、この検索語でした。

こちら側のエラーにより画像を生成できませんでした chatgpt— Bing Webmaster Tools の検索クエリ

画面に出たエラー文を、そのままコピーして検索している人がいます。しかもその記事は、この文面を1文字も含んでいませんでした。検索エンジンが意味で拾っていただけです。

ということは、文面をそのまま載せればもっと確実に拾われます。すぐに主力の記事2本へ、実際に出るエラー文を見出しとして足しました。書くときに気をつけたのは、エラー番号の意味を勝手に決めつけないことです。各社とも番号ごとの意味を公開していないので、「公式の説明は出ていない」と書いたうえで、対処の手順だけを並べています。

エラー文が強い理由

エラー文をコピーして検索する人は、目の前で作業が止まっています。解決したい気持ちが強く、ページを開いて最後まで読みます。そして競合がその文面を書いていないので、新しいサイトでも入り込めます。

AdSenseの審査には落ちました

収益化も試しました。Google AdSense に申し込んだところ、不合格でした。理由はこう書かれていました。

有用性の低いコンテンツ— Google AdSense の審査結果

記事の中身が薄いという指摘ではありません。1本7,000〜9,000字あり、見出しも手順も入っています。問題にされたのは、AIが書いた解説記事が200本以上並んでいて、一次情報や独自の経験が入っていない、というサイトの構造のほうでした。

この記事はその指摘を受けて書いています。うちにしか出せない数字を出すことが、いちばん正直な対応だと考えたからです。

4か月半やって分かったこと

  • 量は入口を増やすが、当たるのは一部。1本が全体の半分を稼ぐことがある
  • 新しいサイトが勝てるのは、困っている人が打つ具体的な言葉。大きなキーワードは入り込めない
  • 順位は5位が境目。7位では表示が出てもクリックされない
  • サイト内のリンクを増やしても順位は動かない。外からのリンクのほうが効く
  • エラーメッセージの文面は、競合が書いていないので狙いやすい
  • 記事数が増えると、順位より先に回遊が増える(1人あたり1.13→1.88ページ)

AIで記事を書かせること自体は、もう特別なことではありません。差がつくのは、何について書かせるかを決めるところです。そこだけは今も人がやっていますし、当面は変えないつもりです。

これからやること

次の3か月でやることは決めています。

  • エラー文の記事を増やす。実際に出る文面を集めて、1本ずつ記事にする
  • 7〜8位で止まっている記事の扱いを決める。内部リンクでは動かなかったので、別の手を試す
  • 困っている人の言葉で、経営者向けの記事を書く。業者を探す言葉では勝てないと分かったため

結果はまたここに書きます。うまくいかなかったことも含めて出すつもりです。

よくある質問

Q. 記事は完全に自動ですか。

A. 生成と公開は自動です。人がやっているのは、何について書くかを決めてキューに入れる作業と、出てきた記事を読んで事実関係がおかしいときに直す作業です。実際、エラー番号の意味を勝手に分類していた記事が1本あり、公開後に直しました。

Q. 211本でこの数字は少なくないですか。

A. 少ないです。ただ、6月はほぼゼロ、8月から立ち上がり、10月で閲覧数が2倍になっています。検索での評価は時間がかかるので、今は増え方のほうを見ています。

Q. 同じことを自社でやりたい場合、何から始めればいいですか。

A. 仕組みを作る前に、検索されている言葉を50個ほど集めることをおすすめします。生成の仕組みは半日で作れますが、ネタが尽きると止まります。うちも一度、キューが残り7件まで減って慌てました。

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画面に出たエラー文をそのままコピーして検索する人が、思っていたよりずっと多くいました。自社ブログの記事が1か月で表示38回から298回になった理由を調べたら、そこに行き着いた話です。

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